廃園

一次二次創作を含む世迷言です。何でも許せる方のみどうぞ。あくまで個人的な発言につき、転載、引用はお断り致します。

【雑記】

愛してるのと言えない代わり、僕を愛から遠ざける

 

言えた言の葉 あおいろきいろ
言えぬ一葉 恋のいろ

 

浮いた話のふたつやみっつ まことのものならなおのこと
僕のこころは腐れて沈み
泥の中から背中(せな)を見る

 

絵筆滑らすこの絹よりも
白くやわけくうつくしい

 

想いひとつで全てを棄てても
想いひとつに生きられぬ

 

帰りたいその先すら見えず
願う夢さえ夜のなか

 

君だけと手を引き抱かれたのなら その手を置いて歩いていける
引かれた骨ごとあなたにあげる

 

操らずたゆたう糸の細さに 端を引き寄せ噛んでみる
化粧(けしお)にと 紅の人差しはいたとて その目に過ぎる あの娘にはかなわず

 

戀だ愛だと泣かないで きみを攫うのにかわりはない
さりとてあなたの涙も聲も 夢の中すらままならず

 

四角四面にものをいい あなたの声に耳を閉じ

すきと一言伝えるかわり どこまでもあなたから逃げてみせる

 

背中(せな)を叩いた温もりが 僕をここまで連れてきて
背中(せな)に感じる重たさが 僕をここから立ち上がらせる

 

そうかもしれないとはぐらかす
そうなんですとは言えなくて そうなんでしょうとは気づかれたくない
うなづくことすらできやしない

 

たまにはね、ときみが転がす飴玉の 含んだ甘さについ夢を見る

血の一滴で繋がれるのなら 血の一滴でさようなら